カシミヤ-限りなく柔らかく暖かい極上の素材
元々はインド・パキスタン国境のカシミール地方が原産とされるカシミヤは、今日では中国の内モンゴル自治区で多くが飼育されています。カシミヤ山羊は表面にある粗毛の下に産毛が生えています。毎年5月ぐらいに、その産毛を梳きながら得ることができるのです。北緯43度、冬寒く春暖かい気候で育てるのがベストで、今日では品種改良が続けられ、良質の繊維長の長いものが増えています。一頭から取れるカシミヤ粗毛は約200gといわれます。

その特徴はカシミヤならではの柔らかさと、非常に優れた保温力です。一度カシミヤのセーターを着るとウールのセーターに戻れないといわれますが、毛布も同じ、カシミヤ毛布を使い出すと、その気持ちよさに止まりません。
カシミヤには等級があり品質が異なる
カシミヤの原料は1~9まで9等級に分かれます。細くて繊維が長いものが良質です。内モンゴルの工場で聞いたところ、14ミクロンと16ミクロンの繊維では、2.5倍もコストが異なります。
リネンなど、天然素材には良くあることですが、コストを下げるために紡績に至る工程で、短繊維や品質の低いカシミヤを混ぜることがあります。当然、風合いは落ちるわけで、同じカシミヤでも品質が異なるのです。
軽いカシミヤ毛布が気持ちが良い
一般に販売されているカシミヤ毛布は1200~1300gがほとんどですが、上質なカシミヤから生まれたカシミヤ毛布は非常に軽く(635~950g)、風合いも抜群です。私たちは本当に良いものだけを選び、お届けするようにしています。