
ふとんとカバーの快眠のための大切な関係
「カバーなんて、なんでも一緒でしょ」 という方がいらっしゃいますが、カバーには3つの役割があります。
- 汚れを防いで、清潔にすること
- 部屋のインテリアを素敵に彩ること
- 快適な睡眠環境を作り出すこと
ここでは3.の睡眠環境について語りましょう。カバーは身体とふとんの間にあって、快適な環境づくりに役立ちます。その意味からいいますと、パジャマも同じように大切な役割を果たします。
重いカバー、ガサガサを肌触りの悪いカバー、通気性の悪いカバー等々、いくら理想的なふとんを選んだとしても、カバーの選択によって台無しになる場合もあります。

どんなカバーがいいのか?
カバーにおすすめの素材
- 綿 (最もポピュラーな素材)
- リネン麻 (さらっとして、涼しい)
- シルク (肌に優しく、やわらかい)
生地の織り方によって異なります
- ブロード (平織 最もポピュラー生地)
- サテン (光沢があって、ソフトな風合い)
- ニット (肌沿いが良く、ソフトな風合い ジャージーともいわれる)
- ガーゼ (肌沿いが柔らかい、二重織・三重織だと暖かい)
- ローン (平織だがブロードより軽くてさらっとした風合い)
素材と織り方で組み合わせするわけですが、おすすめするのは 綿ブロード、綿サテン、綿ニット、綿ガーゼ、綿ローン、リネン麻ブロード、シルクニット、シルクサテンの組み合わせです。シルクサテンなどは風合いは良いのですが、滑りやすいためにカバーとして適しているとはいえません。シルク素材ならニットやガーゼの方がおすすめです。

体質とふとんに合わせてカバーを選ぼう
季節によって変わる温度や湿度に合わせたり、体質によってもカバーの選び方が変わってきます。
オールマイティの綿素材
綿は一番ポピュラーな素材で年間通して使えます。ただ、使用する糸の番手や品質によって同じ綿素材でも風合いが大きく異なりますので、掛布団カバーの場合はできるだけ細番手の超長綿がおすすめです。
最高級の綿素材は海島綿といって、シルクのような肌ざわりです。それ以外にもエジプトやインドなどでも、海島綿の種子を品種改良した肌ざわりの良い超長綿が生まれています。
暑がりの方に最適なリネン麻
リネン麻は吸湿性だけでなく、放湿性にも優れていて、綿に比べるとさらっとした風合いでおすすめの素材です。ただし、掛布団カバーの場合は60番手以上がおすすめです。 一般に多い40番手の掛布団カバーだと重量が重くなりすぎます。 逆にシーツの場合は40番手以下の太めの生地がいいでしょう。
肌にやさしいシルク
シルクはセリシンとフィブロインというアミノ酸からできています。ヒトの皮膚にもっとも近い繊維なので、アトピーのような肌に敏感な方にもおすすめの素材です。カバーとしてバランスが良いのは、前述のようなシルクサテンではなく、シルクガーゼです。

眠りのプロショップSawadaがおすすめするカバーとは
海島綿から、スイスコットンのジャージー、アイリッシュリネンを始め、オリジナル素材も含めて快適なカバーを用意しています。